サイキック・リベレイターの第2射の対象は「イフリート」に決定。
これによって、かねてから別府温泉の鶴見岳に眠っているとされていたイフリート王ガイオウガの復活が始まります。
●鶴見岳迎撃戦
度重なる敗戦から雌伏の時を過ごしていたガイオウガ派イフリート達は、ガイオウガ復活を速めるため『ガイオウガにその身を捧げる』という行動に出ます。
イフリートの王、ガイオウガは合体したイフリートから知識や情報を得るという性質が予知されていました。
これを受け、鶴見岳へ移動するガイオウガ派イフリートに接触を取った灼滅者達は、その多くに対して友好的に働きかけた上でガイオウガの元に送り出します。
また、かねてから交渉を持ったイフリートに対しては、説得を行いガイオウガとの合体を止めさせる灼滅者達も出ました。
こうしたイフリートは安全のため、武蔵坂学園で保護されることとなりました。
●休火山のイフリート達
休火山に大地の力を活性化させ、ガイオウガの復活を早める行動に出るイフリート達も現れます。
これを放置すれば、ガイオウガの復活が早まるだけでなく、活性化された大地の力によって、日本全国の火山が一斉に噴火するような事態が発生してしまうかもしれない。
エクスブレインからの情報を受け、灼滅者達はイフリートを灼滅します。
●昭和新山決戦
スサノオの姫ナミダは、配下の戦力を結集し、北海道昭和新山の大地の楔を狙います。
スサノオ大神の力の一部を召喚し、自軍のパワーアップを図るのがその目的でした。
ですがエクスブレインは、ナミダが敗北した上、昭和新山の大地の楔を守るイフリート達の大暴走を引き起こしてしまう未来を予知します。
ナミダに接触を取った灼滅者達は、ナミダに攻撃を諦めさせることはできない中、共闘を取り付けます。
これによって、武蔵坂学園とナミダ姫勢力の共同戦線が組まれ、昭和新山決戦によって同山のイフリートは壊滅。
ナミダ姫勢力はスサノオ大神の力の一部を得て強化されました。
●臨海学校2016~フルカス決戦
別府湾が温泉化する事件が発生。この現象は湾の海底から漏れ出したガイオウガの力によるものでした。
灼滅者達が臨海学校で力を回収し、鶴見岳に戻す中、事件を引き起こしたのがソロモンの悪魔『老魔フルカス』であることが判明。
現場には闇堕ちした天槻・空斗(d11814)も出現することが予知されますが、灼滅者達は空斗が到着する前の決着を選び、戒道・蔵乃祐(d06549)の闇堕ちを出しながらも勝利を収めました。
ですが、フルカスは不吉な予言を残します。
『灼滅者を殲滅する』か『協調するか』という二つの意見に分裂したガイオウガの意志は、いずれ、灼滅者を滅ぼす方向で統一される、と……。
●ガイオウガの意志
学園で保護されていたイフリート達からの報せは、フルカスの遺した言葉の正しさを示すものでした。
イフリート達と共に鶴見岳に赴いた灼滅者達は、イフリート達の意志をガイオウガに伝え、『協調』の意志を守ることに成功します。
そして迫るガイオウガ復活の時。『垓王牙大戦』が始まろうとしています……。
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