元スキュラ八犬士である『安土城怪人』と、刺青羅刹『天海大僧正』。
不倶戴天の間柄である2人のダークネスの争いは、小牧・長久手の戦いで安土城怪人が勝利を収めたことで、安土城怪人の優勢に傾きつつありました。
雌雄を決するべく、勢力圏を広げる安土城怪人。
対する天海大僧正の動きは……?
●風雲! 安土城
勢いに乗る安土城怪人は、その版図を広げにかかります。
近畿~東海地方の各地に「安土城」が建設され、傘下に加わった各地のご当地怪人が城主に任命されていきました。灼滅者達は城に乗り込み、城主怪人達を撃破していきます。
さらに7月以降、城が迷宮化することが予知されるようになりました。
これには安土城怪人が、ノーライフキング『北征入道』と手を結んだことが背景にあると考えられています。
●レプラコーンの就職活動
フライング服飾系眷属を創造する淫魔「レプラコーン」が、安土城怪人の求人に応じて配下に加わろうとすることを察知した武蔵坂学園。
灼滅者達は、面接会場に赴くレプラコーンを撃破し、これを阻止していきます。
●壬生狼の粛清
敵方の隆盛に対し、天海大僧正側は動揺から立ち直ることが出来ずにいました。
天海大僧正傘下から脱走を図る達も現れ、そうした者達を『スサノオ壬生狼組』が粛清にかかります。
戦いの余波で被害をこうむる一般人を守るため、灼滅者達は戦いの現場に乗り込みます。
●天海大僧正の申し出
闇堕ちした
加賀・琴こと刺青羅刹「依」武蔵坂学園に現れ、天海大僧正からの申し出を伝えて来ます。
申し出の内容は「一般人に被害の及ぶ作戦を停止し、他のダークネスに関する情報提供を行う。代わりに、武蔵坂学園は天海大僧正勢力への攻撃を行わないで欲しい」というものでした。灼滅者達は、「依」の存在を含め、条件に不満があるという者も多く、この申し出を拒否。交渉結果を一旦持ち帰るとして、依は天海大僧正のもとへ帰還しました。
●金時山封鎖指令
神奈川県の金時山に現れた天海大僧正配下の羅刹僧達が、一般人を追い出し、周囲の立ち入りを禁止してしまいます。
彼らは護摩壇を使い、山から出ようとする眷属の脱出を封じていました。
事前に一般人を追い払っていたことで、犠牲者は出ていませんでしたが、彼らの意図は……?
灼滅者達は現地に向かいます。
●破門された羅刹達
天海大僧正配下の羅刹達の中に、武蔵坂学園に対する弱腰を不満として離反する者が出始めます。天海は彼らを破門しますが、破門された羅刹達は一般人に対して危害を加えようとします。
そして武蔵坂学園に(前の申し出を断ったにも関わらず勝手に)連絡されて来る刺青羅刹「依」からの離反した羅刹に関する情報。一般人への被害を見過ごすわけにもいかず、灼滅者達は離反した羅刹を灼滅に向かいます。
●対タカト同盟締結
『光の少年タカト』によるダークネスの洗脳と戦力強化が進む中、タカトとの対決姿勢を強めていた武蔵坂学園に「依」が訪れます。
「依」は天海大僧正勢力を代表し、タカトとの決戦に向け、同盟締結を提案しました。
タカトとの決戦に戦力を供出する代わりに、戦争後に武蔵坂学園が安土城怪人勢力を攻撃するという提案を、灼滅者達は受け入れます。
●第2次新宿防衛戦
武蔵坂学園との同盟を結んだ天海大僧正は、組連合の指示を受けつつ敵の奇襲に協力。
ですが、この奇襲時だけでも、予想された通り、殲術再生弾の無い天海大僧正勢力にはかなりの死傷者が出た模様です。
●天海大僧正勢力との祝勝会
天海大僧正と刺青羅刹「依」からの祝勝会の誘いに、灼滅者達は会場を訪れます。
両勢力間で勝利を祝う一方、天海大僧正の知る各勢力の動向や、ダークネス視点での今後の展望についてなど、興味深い話も聞くことが出来ました。
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